トレーニングの効果が感じられないアナタへ

筋トレ

今回の記事は何年もトレーニングをされている熟練の筋肉人間向けではありません、どちらかと言うと筋トレ半年〜1年程の筋肉人間向けの記事になっています

種目の解説と言うよりは筋トレを始めたばかりの方々の注意喚起のようなの内容になってますのであまり面白くないかもしれませんが読んで欲しいです。

効かせるトレーニング

Youtubeなどのトレーニング解説等を視聴していますとよく聞く言葉かもしれません、もしかして少し頭でっかちになっていませんか?最初からクライマックスな事言いますが効かせるトレーニングなんて数年やそこらで出来るような技術ではありません。パーソナルトレーナーさん等に毎回見てもらって初めて実現可能な技術です、もしくは一部の天才にのみ与えられた特殊な能力です。

効かせるとは

効かせるトレーニングで思い浮かぶのは

こんな所でしょうか、実際この考え方は筋トレにおいて非常に大切ではあります

しかし、この考え方を全てのトレーニング時に考えるのは非常に危険ですしトレーニングの効果を得るにはに遠回りになるかもしれません

危険な理由

危険な理由を簡単に過剰書きで書きます

  1. 関節の動きを制限している
  2. 補助役の筋肉が動いていることを理解していない
  3. 過剰な可動域で動作している

1.関節の動きを制限している

例えば肩のサイドレイズと言う種目を行う時肩の三角筋だけに効かせたいと思うあまり、肩の関節だけを動かす様な動かし方をすると肩のインピンジメント症候群と呼ばれる症状が起こり肩が痛む様になります。このインピンジメント症候群とはローテーターカフと呼ばれている筋群の一部で肩甲骨から肩関節の内側を通って上腕肩に繋がっている棘上筋(きょくじょうきん)と言う筋肉が肩関節に擦れる事で起こる症状です

これはあくまで一つの症例ですが、この様な症状は身体の至る所で起こり得ます

上の図を見て頂くと理解しやすいと思います、無理に肩関節だけで動作しようとはせず鎖骨も動いてしまうものだと理解して動作して極力怪我を予防しましょう。

2.補助役の筋肉が動いていることを理解していない

生き物全てに共通している事ですが、何か動作を行う時は必ず様々な筋肉を同時に動かす事で身体が動きます

鳥が空を飛ぶ時に大胸筋を動かすだけで飛んでいる訳では無いのは分かると思います。主に↓

  1. 大胸筋: 主要な飛行筋肉、翼を下に引く為の筋肉、飛行中の主な推進力の為に必要
  2. 小胸筋: 大胸筋の下に位置し、翼を上げる際に働く筋肉
  3. 肩甲筋: 小胸筋とともに、翼を上に持ち上げるための重要な筋肉、肩甲骨の下側に位置し、翼の上昇に必要
  4. 肩関節周囲の筋肉: 腕の可動性を確保し、翼の動きをサポートしている
  5. 翼の筋肉: 翼の構造に沿った小さな筋肉群で、細かな動きや調整を行う
  6. 体幹筋肉: 飛行中の姿勢を維持するために、腹筋や背筋も使う

これらの筋肉が同時に働くことで、鳥は効率的に飛行することができます

この様に生物は一つの関節や筋肉だけを動かして行動など出来る訳が無いのです。鳥も大胸筋をメインで使って空を飛んでいますがその他の筋肉と関節を動かす事で飛行が可能になっています。

こちらは腕の主要な筋肉ですが例えばアームカールなどの腕の肘の内側の上腕二頭筋をメインに刺激する目的のトレーニングでも最低でも上図の筋群は動いています。というか絶対動きます、動かさない様にしても結局肩や背中の筋肉も動いているのでそちらに必要以上のダメージが掛かってしますだけです

生物は動作を行う場合は全身の筋肉全てを使って動いるという事をキチンと理解して下さい

例えば立ってアームカールする場合足を使わずに動作するあまり正常ば動きが出来ず、腰に不要なダメージを負ってしまったりします、そうなるとトレーニングを休まないといけなくなります

過剰な可動域で動作している

ダンベルフライ等のフライ系の種目でよく見かけるのが過剰にダンベルを下ろしたフライを行っている人をよく見かけます

扱ってる重量を完全にコントロールして自分で下ろしている意識的にストレッチを掛けているのであれば問題無いかと思いますが、重さを利用してその人の現在の体の柔軟性では行けない所まで過剰にストレッチして動作するのは体感的にも筋肉が限界まで伸びて効いている様な感覚に陥ります、実際トレーニングとしてもストレッチポジションでの負荷はしっかり乗っています、ただ同時に腱も痛めてしまいます。

仮にこの過剰なストレッチでトレーニングを続けると、普通に行った場合よりも1ヵ月早く効果が出たが肩を怪我した為、1ヵ月上半身のトレーニングを中止しなくてはならなくなったという状況に陥りかねません。

最後に

確かに強力なストレッチや自身の可動域を超えて動作したり、対象部位のみを狙ったトレーニングは筋肥大の近道になっているかもしれませんし、対象部位から負荷が逃げているのをNGとする風潮もありますが、まだトレーニングに慣れていない時に考える事ではありません、そのうち勝手に身に付きます、そんな事より自分に合った適切な重量・自然な動作で全身を思い切り使って重りと戯れてみて下さい。嘘のように成長しますから。

怪我をすると結局遠回りになっていると思いませんか?急がば回れです。

皆さんも怪我しない様に長くトレーニングを続けられるとよいですね

ここまで読んで下さりありがとうございました

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